トルストイ、フォークナー、ヘミングウェイ・・・世界の文豪たちが語る「執筆のためのアドバイス」

 

 

 

トルストイ

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「私はいつも午前中に執筆活動を行う。ルソーも朝起きて短い散歩を終えると、すぐに机に向かい仕事を始めていたことを最近になって知り、喜んだものだ。午前中は人の頭がとくにフレッシュな状態にある。最高のアイデアというものは、朝起きてまだベッドの中にいるときか、朝の散歩中にしばしば浮かぶものだ」

 

ウィリアム・フォークナー

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「読みなさい、どんどん読みなさい。くだらないもの、古典、傑作も駄作も、何でも読む。そして作家がどのように書いているかを学ぶのです。ちょうど見習いの大工が親方から学び取るようなものです。読みたまえ!そして吸収するのです。それから書き始めなさい。もし良いものが書ければ、自分でそうだと分かるでしょう。もしそうでないのなら、窓から投げ捨ててしまいなさい」

 

キャサリンマンスフィールド

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「思い返してみると、私はいつも書いていた気がします。書いていたのはおしゃべりのようなものでした。でも、たとえおしゃべりであったとしても、何も書かないよりははるかにいいのです」

 

アーネスト・ヘミングウェイ

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「上手く行っているうちにその日の執筆をやめることです。そして翌日また書き始めるまで心配しないことです。こうすることで、あなたの意識下ではずっと執筆を続けています。しかし、もし意識して考えたり心配したりすると、意識下での執筆を殺してしまうことになり、次に書き始めるまでにあなたの頭は疲れきってしまうでしょう」

 

ジョン・スタインベック

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「いつか書き終える、という考えを捨てることです。400ページ分の流れなどは忘れ、一日一ページだけに打ち込む。そのほうが上手く行きます」

 

スコット・フィッツジェラルド

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「長編小説の優れた構成、または推敲するときの正確な発見や判断などは、酒を飲みながらはできないということがますますハッキリとしてきました。短編小説であれば酒の瓶を横に置きながら書くことができます。しかし長編小説の場合は、頭の中にある全体の形式を維持し、余分なものを潔く切り捨てるために頭脳のスピードが必要になるのです」

 

 

 

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