ヘミングウェイが作家を目指す人に推薦した16冊の本
20世紀のアメリカを代表する作家のひとりであるアーネスト・ヘミングウェイが、自分をしたっている若い作家に対し文章を書く方法についてアドバイスしたことがった。
その時「これらの本を読まなくては勉強が終わったとは言えない」といって16冊のの本をリストアップして見せた。
「これらの本はそれぞれ異なるタイプの文章を示してくれている。あるものは君のやる気を引き立てるだろうし、またあるものはあまりにも完璧に書かれすぎていて希望を失わせるかもしれない」。
その時の手書きのメモがこちら。
リストに挙げられた本は以下の16冊である。
『青いホテル』スティーヴン・クレイン
『オープン・ボート』スティーヴン・クレイン
『ダブリン市民』ジェームズ・ジョイス
『人間の絆』サマセット・モーム
『ブッデンブローク家の人々』トーマス・マン
『歓迎と別れ』(全3巻)ジョージ・ムーア
『英語韻文集』オックスフォード大学出版
『大きな部屋』E.E.カミングス
『はるかな国 とおい昔』ウィリアム・ハドソン
『アメリカ人』ヘンリー・ジェームズ
またこのリストには載っていないが、「アメリカ人が書いた最高の本」であり「アメリカ文学の始まりを表す作品」とヘミングウェイが評していたのがマーク・トウェインの『ハックルベリー・フィンの冒険』だった。